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補語

中国語文法において最も重要な項目の「補語」を見ていきましょう。 補語を理解することにより、中国語の表現バリエーションはぐっと広がります。結果補語、可能補語、方向補語は中国語表現の要です。

補語の基礎知識

中国語の補語とは、動詞や形容詞の動作・状態について補足説明をするものです。 大まかに分けて、程度補語、結果補語、可能補語、方向補語の四つがあります。 この補語を理解することにより、中国語の表現力がバリエーション豊かになります。

※教科書・参考書によっては程度補語を状態補語といったり、程度補語と様態補語の2つに分けている場合もありますが、 ここでは程度補語ひとつとします。

補語の学習の順番ですが、程度補語から入ったり、結果補語から始まったりと教科書・参考書によってまちまちのようです。 初めて補語を学習するには、教科書・参考書の順番に沿って学習してよいです。 ですが、復習する際には、結果補語→可能補語→方向補語→程度補語の順番で進めるとよいでしょう。

中国語文法における補語の重要性

何が補語になるかというと、動詞・形容詞が補語となります。 動詞・形容詞単独では表すことのできないちょっと難しい現象でも、後ろに補語を加えることによって、表現の幅が広がります。

例えば、「看了」だけだと「見た」という意味ですが、動詞の後ろに結果補語の「」を加えて「看懂了」とすると、「見て分かった」という意味になります。 「」は「分かる、理解する、わきまえる」という意味の動詞です。 この場合、「動詞+結果補語」という構造は、結局のところ「動詞+動詞」と同じです。 後ろのほうの動詞を結果補語といっているに過ぎません。

「中国語は動詞が活用しないから楽ですね」というのは、まだ学び始めて間もないころの感想かと思います。 確かに、フランス語などと比べると学習初期のハードルは低めです。 しかし、学習を進めていくうちにそうではないことが分かるはずです。

このサイトでは特に補語の重要性を強調します。 中国語は「動詞が活用しない」分、別の仕方で表現に幅を持たせます。 「動詞+補語」あるいは「形容詞+補語」でバリエーション豊かな表現方法が可能になります。 初級から中級へのステップアップの鍵は、この補語の理解にあります。 以下、簡単な補語の紹介、次のページからは詳細を掘り下げて解説していきます。

結果補語

結果補語とは、動詞の後ろに置いて、その動詞の行為の結果の状態を表します。 行為の結果、変化を伴うため、たいていの場合を使います。 否定形は前にをおきます。

例:看完了(見終わった) 写好了(書けた) 没做完(やり終えていない)

可能補語

可能補語とは、動詞の後ろに置いて、その動詞の行為が可能かどうかを表します。 日本語で「~できない」だから動詞の前に「不能」を置けばいいと思うかもしれませんが、 不可能なことを表す場合、多くはこの可能補語の否定形を使います。 「~できる」という時は「動詞++可能補語」、 「~できない」という時は「動詞++可能補語」 という語順になります。

例:做得完(やり終えることができる) 做不完(やり終えることができない)

方向補語

方向補語とは、動詞の後ろに置いて、その動詞の行為の方向を表します。 具体的な方向ではなく、その動詞の行為の状態の方向を表す場合もあります。

例:上来(上ってくる) 活下去(生きていく)

程度補語

程度補語とは、動詞や形容詞の後ろに置いて、その動作や状態の程度を表します。 動詞の場合、必ず後ろにを伴い、その後に程度補語を置きます。

例:説得很好(話すのがうまい)

形容詞の場合、後ろにを伴うものとのないものの2種類があります。

例:忙得不得了(忙しくてたまらない) 累死了(死ぬほど疲れた)

次のページから各補語の詳細を見ていきましょう。



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