1. 満点を取る必要はない。
等級算出法の「得点目標の立て方」でも述べましたが、必ずしも満点を狙わなくてもOKです。 目標の級に応じた点数を狙うことを目標にしましょう。
まず目標級を設定します。 6級を目標とするならば、初中等の等級算出法の表を見て、まずはどれくらいの点数で6級を取得できるか把握します。 1つの項目については5級レベルでもいいため、3項目で6級レベルの点数が取れるようにがんばりましょう。
いちばん高い級でも8割強、1つの項目では7割強でもかまいません。 まずは気を楽にしましょう。
2. ヒアリングは捨ててよい。
得点レベルが1つの項目は1つ下の級でもかまわないということは、どれか1つに割く試験勉強の時間を削ることができます。 そこで私がおすすめする方法は「听力」に割く時間を削ってしまうことです。 早口な上に解答者を惑わす選択肢が多いため、高得点を狙うのは難しい分野です。 むしろ他の分野で高得点を取ることを優先しましょう。
ちなみに中国人2人と一緒に練習問題を解いていたとき、2人の解答が違っていることがありました。 男と女の会話が流れて、質問は「2人の関係は何?」、で選択肢に「夫婦」と「恋人同士」というのがあります。 「こりゃあ夫婦だろう」とか「いや、恋人同士だ」と2人の意見が割れました。 中国人でも分からないんなら日本人に分かるわけがありません。 HSK試験では1問にかける時間は限られています。 そんなときに見知らぬ男女の心理関係まで分析している暇はありません。
ただ、単純に語句の意味が分かっているかどうかを試す設問もあるため、 語彙力の向上はわりと効果があります。
3. 問題の意味が分からなくても解答できればよい。
特に閲読の場合、文章を全部読んでいると時間がなくなります。 1文1文の意味はこの際分からなくても大丈夫です。 何に答えたらよいか、どれを選んだらよいかが重要です。 とにかく設問の解答を選択することに意識を集中しましょう。
4. 時間が足りなくなるため、急ぐ必要がある。
HSK試験は問題解答のスピードを要求されます。 1問1問ゆっくり考えていると本当に時間がなくなります。 じっくり解いていくと必ず時間はなくなります。 また、後から1つ前の分野に戻ってやることは禁止されているため、 全てその場で答えなければなりません。 少し考えて分からなかったら、もう適当にマークしておいたほうがよいです。 むしろ確実に点を取れるところで点を取ることが大事です。
HSK試験において「時間」は大きなウェイトを占めます。 この「時間」を有効利用することが目標点到達の秘訣です。