孔子の言葉に、「有朋自遠方来、不亦楽乎。」→「友が遠いところから訪ねてきてくれる。とても楽しいことだ。」という言葉があります。 「楽しいことだ」の部分は「また楽しからずや」で、直訳すると「楽しくないことがあろうか」です。 本来は疑問文ですが、日本語の意味では疑問文ではありません。 この発想は少し難しく感じるかもしれませんが、中国語の中では古代も現代もごく普通の状況で使われます。
「ほら、あそこに~があるでしょ?」という時にも「那边不是有~吗?」というように「あそこに~があるということはないのか?」という表現される場合があります。 ですがこの中国語は日本語での意味のように難しいことではなく、ごく一般的な表現です。 まずはこの発想に慣れましょう。 この反語表現を使いこなすと、外国なまりの中国語から、中国人らしい中国語へとレベルアップできます。 以下、よく使われる反語表現を紹介します。
基本的な反語の表現です。「不是~吗?」で元の意味が「~ではないのか?」ですが、転じて「~でしょ?」という意味を表します。
「なんで早く言わないの」→「もっと早く言ってよ!」
「どこ」という単語が入っていますが、反語的に知っているということを否定しています。
こちらも「知らない」ということを反語的に言う表現です。
「それはとても良いことではないのか?」→とても良いことだと思っていることを伝えるときに使います。
「あなたと何か関係ある?」→関係ないことを強調したいときに使います。
この「好」は副詞で「とても」の意味です。元の意味は「何かとても変なところがありますか?」です。
相手が「安くない」と思っているのに対し、自分は「安い」と思っていることに使います。
直訳すると「電話して聞いてみてすぐに分からないでしょうか?」ですが、「電話して聞いてみればよい」という意味を含んでいます。
試験によく出ます。「可不是吗?(Kě bú shì ma ?)」も同じ意味です。不があるので否定の意味に見えますが、相手の言ったことを全面的に肯定する表現です。
道理に合わない行為を責めるときに使います。像话が「理にかなっている」という意味です。「真不像话!」も同じく「けしからん!」という意味で覚えておくとよいでしょう。
元は「それをまだ言う必要ある?」という意味ですが、「当たり前」という意味を表します。
敢は「~する勇気がある」という助動詞です。直訳すれば「誰がなおもこのようにする勇気があるのか?」という意味です。
「谁不~呢?」で「誰も~ではないのであろうか?」という意味で、転じて「誰もが~だ」ということを表します。
「私以外に誰がいる?」が元の意味です。
「哪有~?」で「どこに~があるのか?」という意味で、転じて「どこにも~がない」ということを表します。